大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない
そういってまた、歩く。
校舎を見る。生徒は全然いない。
よし、早く着替えて帰ろ。
私は更衣室に入ると急いで着替え、荷物を持って出る。
鍵、返しにいかないと。
理事長室に鍵を返したあと、
体育館に置いてきてしまったラケットとボールを取りに体育館に行った。
すると、体育館の前には西科が立っていた。
「ん、これ。」
「弱いくせに気が利くね。」
差し出されたラケットとボールを受けとる。