大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない
「優夜、合宿行く?」
今は学校帰り。
「ああ、行く。
顧問の先生が“お前来るよな?”
って言ったから、“行きません”とは言えなくて。」
「じゃあ、私も行こうかな。」
「茉梨が行くんだったら、
俺、頑張れそう。」
「ふふふっ、そっか。
じゃあ行こう、っと。
優夜には頑張ってもらわないと。」
「確か5日後だろ?」
「うん。そうだね。」
「じゃあ、合宿まで、課題、一緒にしようぜ。」
「いいよ。」