大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない





そういって差し出された
アイスティーが入ったペットボトル。


「これでいい?」


「…うん。ありがとう。」


私はペットボトルを受け取った。
ひんやりしてて、気持ちいい。

やっぱり優しい。

でも、この優しさが、
他の女の子に向けられるのは嫌だなぁ。


「茉梨、行くぞ?」


「うん。」


私はペットボトルを鞄にしまう。


2人で並んで歩いてると、
突然、優夜が私の手をとった。


そして、まさかの恋人繋ぎ。
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