大嫌いなアンタに惚れるなんて ありえない





私たちは雪ちゃんたちがいるお店に入る。


「え、茉梨、どーしたの?
男、2人も連れちゃって。」


え、そこなの?
“帰ってないの”とか聞くんだと思ってた。


「あの……まあ、いろいろとあって。
雪ちゃん、どうすればいい?」


「え~、私?魁に頼んでよ。」


雪ちゃんって、いつも魁くんに頼るよね…。


「魁くんが、可哀想…。」


「いいじゃん別に。
はい、雅人は、私たちに付き合って。

で、そこの男。」


「俺?」


「うん。」


雪ちゃんは西科を指す。
< 80 / 178 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop