近距離幼なじみ
「……いいよ。」
「本気?」
「傷を癒すため。お願い聞いてもらうため。絶対好きになんかならないよ」
あと、言えないけど翔太が悲しい顔をしたから、なんか無性にしなきゃって
思ってしまった。
「まじじゃん。」
ははっと笑ったら、翔太は、
あたしの耳元で、
「他のやつ見えなくなるくらい
夢中にしてやるよ」
と、甘いトーンで呟いた。
あたしは、一瞬で顔が赤くなった。
「言っとくけど、
お前は、絶対俺を好きになる」
「な、なんないよ!なるわけないじゃん!ばか!自意識過剰!」
あたしは、ちょびっと怖くなった。
心の奥で、翔太の言っていることが
あたりそうな予感がしてたから。
ゲーム開始です。