近距離幼なじみ



電車に乗ってたどり着いたのは、


「……渋谷;」


「おー行くぞー」


「わぁ待って待って!」



てか。人多っ!


あたし、近場に住んでいて何気
渋谷初めてなんだってば!



「んー、まぁここでいいや」


翔太が、選んだとこは、

「105ってあのテレビでよく取材される
大型ファッションモールだよね;」


ま、迷子になりそ。


「いくぞ」


「あ。待ってよ!」


なんでお前そんな慣れてんの?!



入ると、可愛いBGMがかかっていて、

服や、靴などのショップがたくさんあった。



「すご!翔太すご!」


「すごくねぇよ;」


服可愛い!着たことないかんじの
服ばっか!


「お前さぁ、もうちょっと女子らしく
しろよ」


「殴ろうか?(^^)」



まぁ、そんなことは、おいといて



「翔太どんな服買ってくれるの?」



「はぁ?まだ俺が買うとは言ってねぇし」


はい、そーでしたなぁ。



「夏帆いつも一定の服だし、
イメチェンだな」


そう言いながら翔太は、指をさした。


さした先は、


ふわふわした感じの

なんか、ピンクと白が多いお店だった。



「いやぁぁぁああ!絶対似合わない!

助けてぇぇえええ」


「だからイメチェンつったろ?」


「むりむり似合わないー!

あたしいつも、ボーイッシュな奴
じゃん!」


「こういうのも着たら?」


「いや!あたしヒラヒラのワンピース
とか似合わないから!」



「言うこと聞けよ」


翔太がにこっと不気味に笑った。


「…はい」


強制着用決定。



てか、お前バカにして笑うだけだろ!


てゆうかこんなんで惚れないし!


あたしは、ひとりイラついていると


「んー、これ」



「これ!?」


「試着してきて」



翔太が選んだのは、

白のヒラヒラワンピース。

肩は、レースが付いていて

女の子道って感じの服。











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