近距離幼なじみ
「いい加減、正直に言いなさいよ。」
「だーかーらー、あたし絶対翔太なんか
好きになんないから!」
「ほんとのところ?」
「ないから!だいたいあんな自分勝手
で、俺様で、ゲームとかしだすし、
あんなん好きになるほうがどうか
しちゃってる!」
「んじゃあ、その口から発した
失言のほうがどうかしちゃってんじゃねーのかな?夏帆ちゃん」
「………;」
冷や汗半端ない( ゚艸゚;)
「夏帆全部聞かれてるよーん。
あーあーおもしろくないなぁ!」
「お、おもしろいとかあるんかい!」
「あるわけねーだろ?」
そう言いながら、翔太はあたしの
頭を手でガッと掴んできた。
「ぎゃー!痛いわ!あほ!
頭蓋骨割れる!」
「ばーか!」
そう言うと、自然に手を離し、
あたしの頭をくしゃくしゃ撫でた。
「………/////////」
あ、あかん!
これは反則!!
翔太は、自分の席につくと、
あたしは、真っ赤になった顔を
どうにか取ろうと必死になった。