女タラシの幼馴染に片想い!完
後方から声をかけられ、振り向けば‥‥‥
「やっぱ杏珠だー!」
「っきゃあ!」
私に気づいたらしい聖夜に抱きつかれた。
それにあわせて周りからは小さく悲鳴が聞こえる。
これは、折原ファンの子達だな‥‥‥。
「ちょっと!聖夜はなれてよー!」
「やだ!あー、一週間ぶりの杏珠」
「っ助けてエリカ‥‥‥っていないし!」
周りを見渡せば、みんな興味深そうに見ていて‥‥‥そこで私の視界はある人物を捉える。
次の瞬間身体中がガチガチに固まった。
「‥‥‥ひ、いろ‥‥‥」