女タラシの幼馴染に片想い!完




くりんくりんに巻かれた茶色い巻き髪を揺らす女の子を連れた、緋色とばっちり目があっていた。





「‥‥‥っ」






なぜか、その顔は無表情。









「‥‥‥エレナ?」





え?






私を後ろから抱きしめたまま、聖夜がポツリと呟いた。






「なんで‥‥‥エレナ‥‥‥」






悲しそうな声色で、すぐにわかった。









聖夜の好きな人って、エレナちゃんなんだ‥‥‥。








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