女タラシの幼馴染に片想い!完
◻︎通じる心。
な‥‥‥。
いま、なんて言われた‥‥‥?
身体中が、鉛がついたかのように重い。
心にぽっかりと穴が空いたみたいに、何かがスゥーって抜けていく。
そっか、
そうなんだ。
「なら‥‥‥、もう、近寄らないよ?
もう、幼馴染もやめるね?
そう思ってたら‥‥‥もっ‥‥‥、もっと早く‥‥‥っぅ‥‥‥」
ああ。ダメだ。
私、もう無理だ。
もう、頑張れないよ。
「もっと早く言ってくれれば‥‥‥っ、よかったのに‥‥‥っ、
ふ‥‥‥ぅ、
好きになんて‥‥‥ならなきゃよかっ‥‥‥た‥‥‥っ!!」