女タラシの幼馴染に片想い!完
ひ、いろ‥‥‥。
極上の愛を囁かれ、告白され、私の涙腺は大崩壊。
「っ‥‥‥ふえー‥‥‥っ」
こんな幸せなこと、現実に起こるなんて考えられなかった。
「バカ緋色‥‥‥っ、ずっと苦しかったんだから!」
「うん、ごめん」
「ずっとずっと、好きだったの、ウサギ組さんの時から好きだったんだから‥‥‥!」
「ふふ、バーカ。
俺はアヒル組さんの時から杏の事好きだったっつーの!!」
尖った八重歯を見せ、満面の笑みを浮かべた緋色に、私の心は囚われる。
アヒル組さんって‥‥‥
「三歳の頃から私のことが好きだったのね」