駄目男、俺。
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美和と出会ったのは、確か蒸し暑くて、この年になって初めて経験した親不知の痛みだけがジンジンして、今日は最悪だ、と思ってた日。
向かったのは会社から離れたクリニック。大体地元を離れてから歯医者になんか通った事ないからどこでも良かった。看板がやけに目立つそこへ行ったのは本当に偶然。
ただ、ピンクの白衣のその子が、めちゃくちゃタイプだった。
口元を覆うマスクで小顔の半分を隠していても、大きな二重瞼の瞳が印象的できっちりとまとめらた栗色の髪に横に流した前髪。
なにこの子、めちゃくちゃ可愛いんですけど。
俺の第一印象。
美和と出会ったのは、確か蒸し暑くて、この年になって初めて経験した親不知の痛みだけがジンジンして、今日は最悪だ、と思ってた日。
向かったのは会社から離れたクリニック。大体地元を離れてから歯医者になんか通った事ないからどこでも良かった。看板がやけに目立つそこへ行ったのは本当に偶然。
ただ、ピンクの白衣のその子が、めちゃくちゃタイプだった。
口元を覆うマスクで小顔の半分を隠していても、大きな二重瞼の瞳が印象的できっちりとまとめらた栗色の髪に横に流した前髪。
なにこの子、めちゃくちゃ可愛いんですけど。
俺の第一印象。