月に魅せられて……
第三章
女帝
チュンチュン
「椿!!いつまで寝ているの!?
もう8時よ!!」
「え、マジで!?」
ヤバイヤバイ
昨日夜遅くまで遊んでいたせいで寝坊しちゃったみたい
「えーとパーカー……」
時間がないのでワイシャツにパーカーを羽織り手で上着を持ちながら家を飛び出す
「いってきます!」
「椿おべんと____」
後ろでママが叫んでいたが無視だ
取りに戻る時間が惜しい