鏡の中のもう一人の自分といれかわってしまいました。
学校
柚莉奈side
コンコン。
コンコン。
[莉奈お嬢様、起きてください。もうそろそろ学校の時間です。]
そんな声が聞こえてきて瞼を開ける。
ん?
ここどこだっけ?
あ!そっか。
うち、今日から莉奈のふりしなきゃいけないんだ。
えっと、とりあえず返事しなきゃ。
でも、こいつ誰だ?
ん?
服装からして…。
メイドさんだ!
すごい。初めてみた。
あ、感心してる場合じゃなかった。
とりあえず、返事と。
『んー。誰ですか?』
しまった!間違えた。
どーしよ。
変に思われてるよね。
「あー。また、莉奈お嬢様たらふざけてますね。私はあなたの専属メイドの矢口 愛でしょ?とりあえず、制服に着替えて降りてきてくださいね。」
あれ、いけた…。
そう言うと部屋を出て行った。
ガチャ。