君の居場所
「はぁー。
もういーわ。
食堂行くぞ?ついて来いよ。」
へーい、と適当な返事をして、頼斗について行く。
頼斗の歩幅は、でかいんだ。
だから、私が頑張って合わせるんだけどさ・・・
って、あれ?
頼斗がゆっくり歩いてくれてる!?
「頼斗、今日何かあった?
落ち込んでたりする?」
そう言えば、
「あ?んでそうなるんだよ。」
と、返された。
何かあったわけではなさそうだね。
「だって、頼斗の歩幅が小さいから?」
最後が疑問形になったのは置いといて。
「ねぇ、何でな、んだよ。」
あっぶな。
つい、女言葉を使ってしまうとこだったよ。