君の居場所


あっ。

あれはっ。

頼斗だ!

廊下を少し過ぎた所に、頼斗が突っ立っていた。



「頼斗・・・

待った?てか、待たせてごめん。」



すると頼斗がこちらを見て言った。



「あ?待つわけねーだろ。」



優しいね。

頼斗のそんな気遣いが、とても好き。

私、甘え過ぎなのかな?



「じゃあ、今から倉庫な。」



あ、そっか。

大事な話があるもんね。



「うん、分かってる。」





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