君の居場所
朝の光のさす窓に、目を細めて見つめる。
「心配なのか?」
「え・・・?」
私、そんな顔してたのかな?
心配かけちゃ、ダメなのに。
「心配すんな。
俺が信用してる人のところだから。
もちろん、なにかあったら俺が守る。」
守らなくっても、いいのに。
私1人でも大丈夫なんだよ?
けど、それを声に出して言わない私は、きっと頼斗に傍にいてほしいんだ。
私は守られるだけじゃない。
私は頼斗を守れる。
私たちは、守り守られる、そんな関係で。