君の居場所
一歩足を踏み入れるだけで、気配をすごく感じる。
隠れてるつもりなんだろう。
こちらとしては、そんな茶番に付き合ってる暇なんてない。
ましてや付き合いたくない。
「早く出てきたらどうだ?」
そう言えば、4人の男がおとなしく出てきた。
「で、何の用だ?」
問えば、
「西風は知っているか?」
と、1人の男に逆に聞かれた。
こっちが先に聞いたんだけど。
しょうがないか。
「ああ、知ってる。世界でも1・2を争う・・・」