君の居場所




「頼斗か?


お前、ここ最近全く来なかったろ。


みんなが心配してたぞ。」



そう言った20代半ばくらいの男性が、私に気付いた。


綺麗な人。


頼斗に負けず劣らず整った顔立ち。



「キミは、どこかで・・・?」



私のことを知ってる?


なんで?


ありえない。


私のことを知ってる人なんているはずがない・・・特に組関係のところには。




< 153 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop