私と、はると、さくら。

どういうことだろう。
今、私は何を見てるのかな。


夢か現実かも分からなかった。

泣き疲れて知らないうちに
寝ちゃったかな。


…でも、目の前の妖精さんは
本物な気がして。


少しだけ信じてみようかな。



「お願い事は…なんでもいいの?」



というか、信じたい。



「…もちろん」


ひらひらと宙に浮く彼女を見つめ
私は意を決して口を開いた。



「…私を…」






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