彼の愛情はストーカー並だ。
……梨麻には、感謝しかない
「夏目、もう時間よ。行きましょ」
8:50か…
やっぱり来なかったか
最後の賭けだったけど……
「あぁ。行くよ」
俺らは、飛行機に乗るため歩き出した。
「………め!」
《バッ!》
梨麻の声が!!…ってなにやってんだよ
「…つめ!」
違う。気のせいなんかじゃない…
「夏目ぇぇえええええええええ!」
確かに梨麻の声が聞こえる
「梨麻っ!!」
あぁ。愛しい人が目の前に…
梨麻が来てくれた
「はぁ。はぁ。はぁ。間に合った!」
「梨麻、どうして?」