彼の愛情はストーカー並だ。



「梨麻っ!!大丈夫か?」


彼は私に近づき縄をほどいてくれた


「う、夏目っ!夏目…」


泣いている私を抱きしめて


「ごめんな。怖かったよな。俺のせいで梨麻が…」



微かに夏目の体は震えていた



「良かった…本当に無事で良かった梨麻ぁ。

俺がずっとそばにいるから!梨麻を守るから!!」




広い倉庫の中に夏目の声だけが響いた。



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