彼の愛情はストーカー並だ。
「では、では、入ってらっしゃーい」
ガラガラガラ…
え?なんで…なんで…
女子の叫びと裏腹に私は…
どうして!?ここにいるのよ
頭の中は混乱していた。
「さ♪さ♪自己紹介しちゃってー」
ダークブラウンの髪の毛
北海道にいたからか肌は真っ白い
とても整っている顔。多分夏目と並ぶくらい美男子。
「北海道から来ました。永平 柏(ナガヒラハク)です。
10年前までここに住んでたんで、まぁ分かります。宜しくお願いします。」
ハク…。
「ねぇ♪ねぇ♪梨麻ぁ!転入生かっこ良くなーい!?」
不意に後ろから夏希ちゃんに話かけられた。