教えてくれたのは、あなたでした





ボスっ!

と、ベッドに飛び込む。



本井と後藤は、泣きそうな顔しながら
俺に『いってらっしゃい』って言ってくれたんだ。

『また会おうね』って、約束したんだ。

そして親戚も、嬉しそうな反面 悲しそうな顔で『いってらっしゃい』って言ってくれた。



出発は明後日。

今のうちに用意をして、明日は本井と後藤と“今まで以上に最高な思い出”を作るんだ。

次に会っても久しぶりって思わない位、
一人で居ても寂しいって思わない位、
別れるのが惜しくない位、
いつも側にいるって感じる位の、心に残る思い出を。


«浩多side終わり»



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