とろける恋のヴィブラート
両拳を膝に押し付けながら悶々としていると、じっと自分を見つめる視線を感じて、奏はちらりと御堂を横目で見た。
「お前、ほんとにピンクを選んだんだな」
「べ、別に……御堂さんに言われたからじゃありません」
「……ふぅん」
御堂に見られていると思うと、なぜか心臓がバクバクしてしまう。
「お前、ほんとにピンクを選んだんだな」
「べ、別に……御堂さんに言われたからじゃありません」
「……ふぅん」
御堂に見られていると思うと、なぜか心臓がバクバクしてしまう。