とろける恋のヴィブラート
「はぁ……そうですか。わかりました」


「知ってる? 男の匂いって、どんなに洗濯しても落ないんだよね」


「男……の匂い? ですか」


 怪訝な顔をしながらメイドはその袋を受け取ると、柴野に軽く会釈をしてその場を後にした――。
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