とろける恋のヴィブラート
(御堂さん……ありがとうございます)
「あ、青山さん!」
心の中でそっとお礼を呟いて頬を綻ばせたその時、ウェディングドレス姿の杏子がノックもなしに入ってきた。
「一言お礼が言いたくて、式が始まる前に来ちゃった。余興のステージも私好みで、ものすごく楽しみ!」
「杏子さん、この度はおめでとうございます」
(すごく綺麗……杏子さん、キツイ性格だけど美人なのは間違いないもんね)
喋らなければ絵に書いたような花嫁姿に、奏はうっとりと目を細めた。
「ねぇねぇ、ずっと聞きたかったんだけど……あなた、もしかして御堂さんの彼女なの?」
「へ?」
突然、突拍子もない質問に奏は油断した声を出して驚いた。
「あ、青山さん!」
心の中でそっとお礼を呟いて頬を綻ばせたその時、ウェディングドレス姿の杏子がノックもなしに入ってきた。
「一言お礼が言いたくて、式が始まる前に来ちゃった。余興のステージも私好みで、ものすごく楽しみ!」
「杏子さん、この度はおめでとうございます」
(すごく綺麗……杏子さん、キツイ性格だけど美人なのは間違いないもんね)
喋らなければ絵に書いたような花嫁姿に、奏はうっとりと目を細めた。
「ねぇねぇ、ずっと聞きたかったんだけど……あなた、もしかして御堂さんの彼女なの?」
「へ?」
突然、突拍子もない質問に奏は油断した声を出して驚いた。