俺の幼馴染みがどうやら俗に言う××らしい。



「環には少し刺激が強かったかな?」



頭の中で混乱状態の俺に、余裕そうな幼馴染み。

こんなのはーちゃんじゃない!



「うわああ天使が天使がああ」



反抗期だあああ!
俺は悲しいよ!


目から溢れる汗が止まらない。
止まってくれ、男だろ泣くな。
さっきの男の涙は可愛くなかったが、俺のこの姿もキモいだろ。


手を目元に当てる。
見苦しいが、少しは緩和するはず。
何しろ見なくて済む。


さあ、さっきの男のように気持ち悪いとか言ってくれ。
そんで家帰らせろコノヤロー。



「泣くなよ、まさか天使って俺のこと?」



罰が悪そうに頭を掻いて、
恥ずかしそうな幼馴染みの様子が想像出来る。



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