俺の幼馴染みがどうやら俗に言う××らしい。



「……俺はお前の幼馴染みだし、引かねえから。
今まで通り接すから覚悟しやがれコノヤロー…」



何に覚悟しろ、なんだろうか。
俺も解らん。お手上げだ。


取りあえず肩をバンッと叩いて、笑顔で言ってやった。



「バーカ。
ほら、早く帰ろうぜ。
そんで、新発売の菓子でも食っていつもみたいに討論しよう」


「……環」


「お前の荷物持っていってやるから、衣服正して下駄箱来い」



「……俺、お菓子より新しく買ったゲームがしたい。
駄目か?」



涙目で言われても。
……そりゃあOKするしかないだろ?



「……はいはい分かったよ、良いからさっさと早く来いよ」


ドアを閉める前に、幼馴染みは笑って衣服を整えていた。



「……有難う、だから好きだよバーカ」


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