俺の幼馴染みがどうやら俗に言う××らしい。
「それも駄目。
俺これからやる事があるから」
「えーっ?何それー」
ぶう、と男が頬を膨らます姿が想像できた。
……おい、可愛くないぞ。
「秘密。」
「気になるよ言ってよ」
「……俺、聞き分けの出来ない子は嫌いだよ?」
低い、ドスの効いた声がした。
俺……こんな声の人知らない。
人違いかもしれないうんきっとそうだ。
男は泣き出し、その場から逃げ出してしまった。
おい意外と根性無いな!
俺も帰りたい!
だけど怖い!
シーンと静まりかえる資料室に残った男の声が響いた。