俺の幼馴染みがどうやら俗に言う××らしい。



「あったりー!
よくできました、と言いたい所だけど」



笑顔は張り付けたままはーちゃんは話し出す。
怖いよ…はーちゃん。



「……黙って聴いてた悪い子ちゃんには、お仕置きしないとね?」


「は?何言ってんだ?お仕置き?何それ俺悪い事してねえし帰りたい」



もう会話不明。
意味不。解らん。俺最悪。



「……逃げるなよ」



また、ドスの効いた声がした。
俺は魔法にかかったが如く、その場から動けなくなっていた。



「……よし良い子だ」



子どもを宥めるかのようにはーちゃんは俺の頭を撫でる。


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