傍にいて絶対守るから2
「いや、この間の握手会のこと考えちゃって…ただ、それだけだよ!」
「気にすんな
ほら行くぞ!」
スタジオのルームの外に出るとみんなが待ってた
「大丈夫だよ!星菜!」
明利の優しい声に私は笑顔をみせ歩き出した
階段に差し掛かった時……急いで上がるスタッフにぶつかってよろけた
「きゃっ!」
「星菜!!」
サックスのケースが落ちる鈍い音がした
「痛い…………」
「健斗!星菜!大丈夫か!」
優磨くんの心配する声……
「ねぇ!救急車……早く!」
葉瑠が涙目で叫んだ……
「星菜…大丈夫?」
「うぅ……痛い」
そのまま眠るように意識が飛んだ