瞳の中の碧い海




独り学館で
昼休みを過ごしていると



向かいにカナちゃんが座った。



「カナちゃん…どうしたの?」


「翼ちゃん、今日授業は?」


「あとひとつで
  終わりだけど…」


「じゃ、今日一緒に
  寄り道して帰ろうよ?」


「うん…」


カナちゃんが
私と話してくれると
思わなかったので


びっくりしてしまった。




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