瞳の中の碧い海



「その期間に
  函館行かない?」



棗が思い出したように言った。
もちろん反対する理由はない。



「ちゃんと翼ママの
  許可とって来いよ」


「ママが今度
 棗を貸してって言ってたよ」


「じゃあ
 翼ママと函館行こうかな」




彼はニヤニヤしながら
そう言った。




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