瞳の中の碧い海



運転したくないと言うものを
無理にさせるつもりはないので


これは中止だなと
諦めかけていた。


「翼ぅ…
  飛行機で行こう…」


「え!?
  電車じゃなくて??」


「雲の上に行きたいんだ…」



お金持ちの考えることは
私には分からない。



丘珠空港から飛行機に乗れば
函館なんてあっという間。


離陸したと思ったら
すぐ着陸だ。



なんて贅沢な…。



< 189 / 377 >

この作品をシェア

pagetop