瞳の中の碧い海
「明日はねぇ…
ラッキーピエロの
ハンバーガーを
食べてねぇ…」
「翼のガイドは
食い物がらみばっかだな」
棗は呆れたように笑った。
その白い肌に
浴衣もとてもよく似合っていて
きれい。
こんなきれいな人のそばに
居られるだけでも嬉しいけど
最近は棗が
とてもきれいな人だってことを
忘れている時もある。
例え彼が
これほどきれいな人じゃ
なかったとしても
私はいずれ
好きになっていただろうな
って思うんだよ。