瞳の中の碧い海


仕事でいつも
留守がちだったパパ。


お仕事だから
寂しくても我慢しなくちゃと
思っていた。


帰って来たら
沢山のハグとキスをくれた。


今思えば

ちょっとキザな男だった。


「パパの天使は
 いい子にしていたかな?」


いつもパパは

一人娘の翼にこう言った。



だからいつも


天使のように
よい子にしなくちゃと
思っていたのに。




パパは私を捨てたのだ。


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