瞳の中の碧い海


「それは…嫌なんです」


「てか、
 敬語やめてくんない?」


「…それは嫌なの」


「やっぱあいつのこと
  嫌いなんじゃん?」


「嫌いじゃないけど!」


「好きでもないんだろ?」


「……!」


考えないように
していたことだけど


図星だった。
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