裏表ガールも恋をする


「大和、颯太君。帰ろうぜ。」

準備が終わったらしい楓が、立ち上がる


「…楓。ちょっと待てよ。俺らまだ片付けてないっつーの。」


やっぱ、大和君と楓、良さげだよね。



『……ねぇ、颯太君。あの2人ってできてんの?』


かばんを片付け始めた颯太君に尋ねる。


「は?ちげーだろ?付き合ってねえって言ってたし。でもまぁ、俺には両思いに見えるけどね。」

『やっぱり?私にもそう見える。』

「だから、まぁ、付き合うのも時間の問題だろ。」


ほぉほぉ。なんだか面白くなりそうですね。



ボソッ
「………はぁ。俺も頑張らねぇとな。」


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