裏表ガールも恋をする


「勉強残ってねえなら、明日、暇だよな?」

『おぅ、暇暇〜!』

「じゃあ、どっか行こうぜ!」



お?お誘いですか?颯太君から??

……やば。なんか予想外で嬉しすぎる。



『…まじ?』

「なんだよ、嫌なのかよ?」

『いやいやいやいや、逆だって!マジ嬉しい!!これって、デートってやつですよね!!デートのお誘いですよね!!』


やべー!テンション上がるぜー!!

私は無意識で足をばたつかせていた。


…いや、それほど嬉しかったんだって。


「…おま、うるせぇ。分かってんならいちいち言うなばか。」


今、そんなこと言われたってなんとも思わないぞ!!

照れてんだな、颯太君!!


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