裏表ガールも恋をする
★第2章★
『あ"〜学校嫌だぁーーー!』
「もぅ結菜!朝っぱらから叫ばないで!
さっさと、ご飯食べちゃってよね!」
どうも。お母さんの小言と学校という現実で、不機嫌MAXの結菜です。
あーあ。サボりたいな。
そう思いつつ、クリーニングから帰ってきた制服に身を包む。
『…いってき。』
「いってらっしゃーーい!」
無駄に元気なお母さんの声さえもムカつく。
あああぁぁぁ。休みた。