裏表ガールも恋をする
「俺さ、こんなギリギリの状態で、理性保つなんてさ、よっぽどお前のこと好きなんだよ。好きすぎて触りたいけど、傷つけたくない。」
颯太の言葉を聞いて、颯太の髪をいじっていた私は手を止めた。
『……そんな恥ずかしいことばっかりいうと、私だって我慢できないよ?』
そう言って、私は真っ赤な顔を隠すこともせず、颯太に触れるだけのキスをした。
離れようとすると、後頭部に颯太の手が回っていて、颯太のおでこと私のおでこがぶつかる。
「…んな、可愛ことばっかりして、もう俺、知らねーからな。」
そして、私は、颯太の甘いキスを受け入れる。