裏表ガールも恋をする


押されまくって反論もできない状態になっている。

…ので、私も立ち上がる!


メイド服なんて、着てたまるかああああ!!


『…却下!絶対着ない!!』

「俺も却下」


私に続いて、なぜか颯太まで反対を主張する。

その様子に、考え込むクラスメート。

少しの沈黙が起きた。


「…メイド服、女子。」


ぼそっと呟いて、あからさまに顔をしかめた大和くん。

きっと、メイド服を着た女子の大群でも想像したんだろう。


「うーん、あの4人が反対なら仕方ないんじゃない?」


案外簡単に諦める方向に持っていってくれたクラス委員。

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