裏表ガールも恋をする


ーートントン

突然なったノックの音。


「はーーい。」

楓が出て行った隙に、転がっていた体勢から元に戻る。


「あー。颯太君。」

「よっ!ご飯の時間だよー!」

「なに、わざわざ呼びにきたの?」

「そ。班員揃ってないと入れないとか言われたからさぁ。」

「あ、そーなんだ。じゃ、今行くわ。」


そこまで返事をした楓が、1度こっちを向いたので、立ち上がる。


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