紅 き 瞳




背筋が一瞬で凍りついたのがわかった。




「あっ、あのっ」





心なしか怯えているような声。




俺は瞬時に笑顔を作り、「どなたですか?」、まるで初めて会った様に繕った。






しかし、次の瞬間俺の表情は再び凍りつく事となる……。













「昨日の男………」







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