紅 き 瞳



いつものように、散歩をしていると、前から人間の気配を感じた。




少しずつ揺れて周波をを出す空気がそれを確かなものと教えてくれる。




木々も、これから起こる出来事を察知したのかざわざわとざわめき始めた。




………とうとう来る…。



俺の今晩の、極上のデザートがな。






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