ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
両親のベッドに潜り込み、人知れず泣いた
頼る人もいない…仕事もお金もない
家族も友達もいない。
同僚も死んだ………
独りぼっちだ…
泣きながら眠った遥…
カチャ
遥の部屋に入ったのは総司………
総司「一人で泣かなくて良いのに」
遥の横に座り頭をなでると
遥に腕を引っ張られた
総司「わぁっっっ!!!起きてたの?」
遥「スー スー スー スー」
総司「……………………………………
寝てるし…………………」
総司がゆっくり起き上がろうとすると
余計に引っ張る遥…
総司「仕方ない…一緒に寝てあげます」
遥に腕枕をして抱き締めながら寝た
ーーーーーーーーーーーーーー
遥「ん~~~~~~~~~~~」
息苦しさで目覚めると……朝……
遥「何でっっっ!!!」
総司の腕の中…反対側には平助と新八
総司「あ…おはよ…遥…」
遥「はぁ~~~~~~~~
タイムスリップしたままだ……
てか、何でいるんですか!」
総司「遥が離してくれなかったから…
でも…新八と平助は知らない……
平助何で遥に抱きついてるの」
ゲシッ! ゲシッ!
足で平助を蹴る総司
平助「あ…遥…おはよ~」
遥「おはようございます」
総司「何でいるの?」
平助「お前がいたからだよ」
総司「だから…何で?」
新八「お前を見張るためだよ!」ふぁ~
欠伸をしながら起き上がる新八
新八「おはよ 遥」
遥「おはようございます」
総司「昨日、泣いてる声が聞こえたから入ったら遥に掴まれ…仕方なく……」
遥「ははは……スミマセンでした。疲れたでしょ?ゴメンネ」
ギュッ!総司「良いんですよ?泣いて。寂しいんでしょ?」
遥「大丈夫です。ありがとうございます」
平助「遥いい匂いする」ギュッ!
総司「離れて!平助!」
平助「お前もな!総司!」
総司「私は良いの!」
平助「い~~~や!良くない!」
……………………………………
左之「どっちでも良いから早く起きろよ! 朝餉の時間だぞ~
なんで俺だけ一人で布団なんだよ……」
新八「覚えてないの?酔っ払って寝ちゃったの………」