ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
坂本「……………………………………」
遥「今日は何?」
坂本「近藤殿への説得……………」
遥「……………………………………
こっちじゃないじゃん……」
坂本「遥殿が此方に通したんじゃろ!」
遥「クスッ!ごめんごめん!!!」
坂本「土方殿…近藤殿への謁見を願いたい」
土方「分かった……ちょっと待ってろ」
遥「あーーーーーーーー!!!
坂本さん!坂本さん!」
坂本「何じゃ……」
遥「史実では…これから新選組は西本願寺への移転があります。しかし、其処は…長州と繋がりがありますよね? 私はそれを回避したい……長州とはこれ以上揉めたくないんで…
しかし、屯所は手狭……どうするべきだと思います??? 新しく屯所を構えるお金は勿論ない……」
坂本「……………………………………
近藤殿への謁見……………」
遥「聞いてましたか?」
坂本「儂にそんな金はないが!」
遥「そんなの知ってる」
坂本「失礼なオナゴじゃ……」
遥「どうしたら良いと思う?
幕府は何もしてくれない……」
坂本「此方に付いたら屯所を用意しろと?」
遥「ふふふふふふふふふふふふ
話が早いですね………………
ついでに……組全員無職になるわけです。 此方はどうなさるおつもりで?
此方だって只では生きていけませんし
長州にもお金ないですよね………」
坂本「……………………………………
手厳しい……………………」
遥「部下の命を預かってるんです
それなりの条件もなければ
局長だって首を縦には振りません」
坂本「……………………………………
出直すき……桂殿と話すかのぉ」
遥「では……桂さんにも屯所移転を協力して頂かないといけませんね…………………」
坂本「土方殿………今日は帰るき
失礼する」
遥「良い条件…期待してます!!」
……………………………………
ピンポーーーーン
遥「何ですか…………………………」
坂本「いや…押したかっただけじゃ」
遥「……………………………………
早く帰ってっっっ!!!」