ー 遥彼方 ー 新選組と共に……
左之「何だ……今の……」
遥「左之の反動を利用して持ち上げたんです」
静まり返る道場
土方「お前っっっ!!!
左之を持ち上げるなんて……」
平助「俺だったら潰されてたな……」
遥「コツさえ掴んだら誰でも出来ます」
土方「柔術出来んのか?」
遥「少しだけ……」
新八「謙遜すんな!すげーよ。お前」
遥「体の大きい人とばかり闘うのである程度技を持ってないと生きていけないので…」
私が話してるうちに、土方は総司に目配せした
総司が不意打ちで後ろから攻撃
私は総司の右肩を持ち上げ背負い投げ
総司の胸に右膝を置き
仰向けに倒れた総司の顔スレスレで拳を止めた
総司「早いっっっ!!!」
平隊士「原田組長と沖田組長を倒したぞ………あいつ………すげぇな」
「あいつは怒らせたら死ぬな」
平隊士は小声で話している
土方は平助に顎で命令
座っているなら勝てると思った平助は
思いっきり駆け出した
私は総司に覆い被さり方向転換させ
平助に足払いをかけた
平助は私達を乗り越え
ビタンッッッ!!!
新八も襲いかかってきたから
立ち上がりスレスレで横に避け
振り返った所を狙い、回し蹴り
近藤「っっっ!!! 歳……」
土方「隊士にするか?」
近藤「欲しいな……」
土方「フッ!そう言うと思った
杉浦! 来いっっっ!!!」
遥は新八の頭を撫でて土方のもとへ
土方「隊士になるか?」
遥「ん~~~~。刀を握れますかね」
土方「毎日徹底的に叩き込む」
遥「……………………………………
分かりました。お願いします」
土方「よし!みんな良く聞け!
杉浦は10番組だ!分かったな!
以上! 練習しろ!!!」
土方「左之……いつまで寝てるんだ」
左之「土方さんはやられてないから分からないだろ!あの破壊力は化け物だ!!!」
遥「失礼ですね……」
土方「剣を徹底的に叩き込め!!!
上達したら総司の隊に入れる」
左之「分かった!平助…素振り100回やらせといて…」
土方「立てよ……腰抜け……」
左之「……………………………………」