ー 遥彼方 ー 新選組と共に……



   翌朝は勿論皆からシバかれ、説教が済んでからの稽古となった。


  左之「おい。かぐや姫。俺と手合わせしろ!」

   遥「かぐや姫は戦いません」

   平隊士「今度はかぐや姫やったのか?」

   遥「今回は本気で怒らせてしまいました……故に……この話はこれでお仕舞い。

    はいっ!始めま~~す!」

   左之「おいおい。聞けや!鶴!」

   遥「え?鶴?」

   左之「お前始め鶴だっただろう!

   最後だけかぐや姫だっただろうが!」

   遥「あれ?かぐや姫って、月から来たこと隠してたんじゃなかったっけ……」

   左之「え?」

   遥「え?」

   土方「竹の中にいた姫だろうがっ!

    鶴でもねぇし、隠してた訳でもねぇ」

   遥・左「へぇ~~~~~~~」

   土方「知らねーでやってたのか!」

   遥「そこいらへんは曖昧でした」クスッ!

   土方「稽古しろ」

   遥「はい。じゃ、始めます!

     一人ずつどうぞっ!!!」

   
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